東京藝術大学では今 4つの展覧会が開催されている。
どれも無料です。
退任記念展 中島千波 人物図鑑
会期: 2012年11月15日(木)‐ 12月2日(日)

会場:東京藝術大学大学美術館 展示室3, 4。
2013年3月をもって東京藝術大学を退任するこの機会に、「中島千波の人物図鑑」と題する”退任展”を開催。
広い会場の壁に 人人人・・・・が並んでいて ・・・桜の絵の1枚でもあればいいのにと思いながら 足早に駆け抜けてしまいました。
ご本人様が受付におられてようで ものの数分で出てしまったことを申し訳なく思いました。桜の絵なら壁に張り付いてでもじっくり観るのですが これは好みじゃなかったです。
尊厳の芸術展 -The Art of Gaman-
会期: 2012年11月3日(土?祝)- 12月9日(日)

会場: 東京藝術大学大学美術館 地下
「平成24年は日系人の強制収容から70年の節目を迎えます。この機会に、太平洋戦争中アメリカ西部で強制収容された日系人が制作した美術工芸品を集めた展覧会を開催します。困難の中でも人間の尊厳を失わなかった日系人の作品を通じて震災から復興する日本と日本人を見つめる機会としたいと考えます。」
1942年〜1946年の約4年間、約10万人の日系人が全米各地10カ所の日系強制収容所に収容された。70年前に日本人、 日系2世、3世は全てを失いここに強制収容されました。 日系二世だけで編成された四四二戦闘連隊がありました。
アメリカに忠誠を誓うか イエスと答えれば成人男性はアメリカ軍として入隊させられ、ノーと答えれば他の厳しい収容所に送り込まれるか日本に強制送還されるかのどちらかでした。
収容所に 残された高齢者や女性やこどもたち。強制収容所で過ごしていた日系人たちが作った. 廃材や地面を掘って出てきた貝殻などで作った作品。 絵画やオブジェ、 タンスやお仏壇、アクセサリー、生活必需品など 無名の人たちの作品展です。
NHK テレビでも紹介されました。
平櫛田中コレクション2012|平櫛田中記念室 開室
会期: 2012年11月15日(木) - 12月12日(水)
会場: 東京藝術大学大学美術館正木記念館1階
カラーパンフレットはなく モノクロ写真が添付されたリーフレットを頂きました。
会場は一部屋で それほど広くなく34点。
平櫛田中の作品は、入ってすぐのところにある彩色の《一休行乞》です。
「行商」大塚俊男作 の雪国の老婆の表情がなんともいえずよかったです。
もちろんどれを見てもすばらしいものばかりでした。
退任記念 山下了是 染色作品展
赧ーTANNー
会期: 2012年11月20日(火)‐ 12月2日(日)

会場: 東京藝術大学大学美術館 陳列館2階
1970年頃から制作したパネル作品を中心に、赤を基調としたシルクスクリーン・着色抜染による作品約20点。
・同じ赤でも少しずつ色が違いきれいです。 そのデザインもとてもよかったです。
染色で 生でみるのと印刷した写真でみるのとはその微妙な違いがわからないので生で見ることができてよかったです。

一部屋にまとめて展示されるているので それぞれの作品のイメージと赤の色の違いがわかってなかなか楽しく拝見できました。
東京藝術大学 陳列館は企画展開期中のみ公開されています。