2013年12月21日

明治から昭和初期までの宮廷服(文化学園服飾博物館)

文化学園服飾博物館に行きました。
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(東京都渋谷区代々木3-22-7)
文化学園創立90周年記念特別展明治・大正・昭和戦前期の宮廷服 -洋装と装束-を見てきました。
2013年10月23日(水)〜12月21日(土)
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チラシにはこのような説明文がありました。
「明治時代から昭和戦前期には、天皇を中心とする体制のもとで独自の宮廷服が着用されました。明治政府は、近代国家建設のためにヨーロッパの制度や文物を積極的に導入し、この一環として、洋服を宮廷服とすることが決定されました。また一方では、伝統的な装束が着用される場合もありました。宮廷の儀式や行事のそれぞれに応じ、天皇・皇后・皇族・華族・文官・武官などの身分によって着用すべき服飾が詳細に定められ、これら宮廷服には近代日本の一側面が示されていると言えるでしょう。本展では、大礼服と呼ぶ男女の洋服、束帯や十二単、袿袴などを中心に80点余りを出品します」
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大正天皇の御祭服、皇族の束帯と十二単、明治天皇の皇后(昭憲皇太后)と秩父宮勢津子妃の大礼服などをはじめとする宮廷服が展示されていました。
明治天皇がお召しになられたという陸軍の軍服の展示もあり、これは明治神宮のご神体ともなっている衣服だそうで、門外不出のところ、特別に借用されてこられたといいます。
1930年代に着用された陸軍将官の正装は、肩章の星の数や袖の模様で階級を示しているし 金色の刺繍も違っていて 身分や階級による違いがわかり面白いものでした。公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の華族制度を採用しています。
昭憲皇太后(明治天皇の皇后)が新年拝賀の際に着用した大礼服は、膨らんだ袖と釣り鐘型のスカート、ビロードの長い引き裾が特徴。絹糸で菊の花の刺しゅうを施すなど日本の意匠の特徴を取り入れています。腰部から下りる赤いビロードのトレーンは、幅3m、長さ4mもの重く長いもので、裏側には取手があり、お付きの人がこの裾を持って歩いたそうです。
平成7年に亡くなられた秩父宮勢津子妃のものがたくさん展示されていました。
1Fに降りると 束帯や十二単ひとえなど日本の伝統的な装束が展示されています。
華やかな十二単や「御祭服ごさいふく」などもありました。
伝統的な装束ですが 靴が草履ではなく袴と共布のミュール風なのは驚きました。ですね。
昭和記念館や聖徳記念館など折にふれ 皇室関係の品々を見てきましたがこれだけそろっているのは初めてで 見てよかったです。
ずらりとならぶ男性の大礼服や軍服は壮観でした。ドレスより軍服のほうが豪華かも・・・
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いろいろな催しをやっているそうなので機会があればまた行きたいです。
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2013年12月19日

生誕100年!植田正治のつくりかた

東京駅 東京ステーションギャラリーに行きました。
「生誕100年! 植田正治のつくりかた」展
2013年10月12日(土)〜2014年1月5日(日)
1930年代の初期から晩年までの作品、約150点が展示
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植田正治(1913−2000)は鳥取県の現在の境港市出身。
砂丘に人物を配置した独特な演出写真で知られる写真家です。
独特の「演出写真」を撮り続けたました。
今回の写真展を見ても明らかに妃現実的な演出写真とわかるのに どこかで見たようなそんななつかしさがあふれていました。
撮影当時の 風俗 習慣なども感じられます。
おかっぱ頭の少女や おどけた少年。子供のころの思い出がよみがえります。
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パパとママとコドモたち」 1949年は長女の和子(カコ)の作文に沿った内容という設定の組写真の中の1枚。
家族の絆やほほえましさがあふれる 作文と写真です。
演出で自然な表情じゃないのに 日常が思い起こされてくるような感じでした。
植田正治は自分をアマチュアと規定し、鳥取県を離れることは無く、山陰の風土を土台にして制作を続けました。
あの時代にこのような写真家がいたことに驚きます。
何事も 変わったことをする人は叩かれるのですが植田自身、自分の演出写真はずいぶん「たたかれた」と懐古しています。
恵比寿・東京都写真美術館でも次のものを開催中です。
植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグ−写真であそぶ−
2013年11月23日(土) 〜 2014年1月26日(日)
「植田正治のつくりかた」展が終わった最後の小さな展示室にて所蔵品を少しずつ公開しています。
今回は中村宏(1932〜)の「車窓」と「立入禁止」をテーマにした作品です。
柔らかい真綿と、硬い金属(真鍮)との対比を意識して作った作品や黄色と黒のストライプで構成される「立入禁止」がありました。

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2013年12月16日

吉岡徳仁−クリスタライズ(東京都現代美術館)

同時開催中の吉岡徳仁−クリスタライズ。
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「クリスタライズ(Cytallize)」をテーマに、先鋭的な作品の数々を展示する個展
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入るといきなり無数の半透明な乳白色のストローの塊があって通路が造られています。
白の世界に入り いきなり体感温度が下がった気がします。
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この部屋は携帯電話での撮影が可です。
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虹の教会の部屋も携帯電話のカメラのみ撮影可です。
'虹の教会'。40cmのクリスタルプリズム500本でつくられたステンドグラスが壁に七色の光を映し出しています。
生きているバラを結晶化させた彫刻やウォーターブロック、白鳥の湖、蜘蛛の糸、レインボーチェア、レイオブライトなど30点ほどの作品が並んでいます。
このあと常設展を駆け足で見ました。
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常設の、「私たちの90年 1923−2013」、「「つくる、つかう、つかまえる」
広い展示室ですが人がほとんどいなくて・・・・
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なんか前にも見たことがあるような感じがすると思えば 以前企画展で行った「世界の測りかた」に似ているような・・・
「第1部 私たちの90年 1923-2013」
「 第2部 つくる、つかう、つかまえる −いくつかの彫刻から」
二つのテーマの展示です。
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広すぎる館内を地下から3階まで移動して しかも暑くて・・・
汗びっしょりになり 外に出ます。
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落ち葉舞う冬の木場公園を抜けて帰宅しました。

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2013年12月15日

うさぎスマッシュ展(東京都現代美術館)

「東京都現代美術館で開催中のうさぎスマッシュ展に行きました。
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東京都現代美術館 東京都江東区三好4-1-1
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「東京文化発信プロジェクト」事業の一環として開催されています。
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うさぎスマッシュ展 世界に触れる方法
2013年10月3日(木)から2014年1月19日(日)
常識や固定観念に一打(スマッシュ)を与え、観る人に新たな世界観をもたらす展覧会.
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エントランス。
本展の「うさぎ」という言葉は、単なる動物の種目をあらわすのではなく、「不思議の国のアリス物語」が地球上に出現して以来、「現実と非現実をつなぐワープゾーンの合い鍵」を意味することになっていることから うさぎのように長い耳で敏感に情報を収集し、アリスを「不思議の国」に連れていって別の世界観を見せてくれるようなアートを集めている。
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音声ガイド(300円)はうさ耳ヘッドフォンです。
男性がこれをつけている姿は かなり面白いです。
撮影可ですがフラッシュはダメ。
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一見しただけでは よくわからないが じっくり見て、感じて、考える、考えさせられる作品が多い。
ここは 時間をかけてじっくり体験してみるのがいいです。
しかし・・・暑いのでコートはロッカーに入れたほうが無難です。
 入ってすぐに迷宮の庭(レアンドロ・エルリッヒ)があります。
窓を覗くと隣の窓の風景が見えます。
ここが迷宮の入り口なのでしょう。
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考えるうさぎ
正確なタイトルは「丸太婦人と汚れたうさぎ 」
広いスペースにいくつもの展示があります。
政治的・社会的主張が昔よりも強くなっている感じがするものもあります。
No Numbers(リチャード・ウィルソン)
オイルを敷き詰めた部屋の真ん中に通路があり橋のような通路に立つと鏡のような不思議な浮遊感になります。
高所恐怖症の人はダメかも。
手すりにもオイルが塗ってあるので 荷物を置いて一人ずつです。
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触れる地球
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この写真は少し社会的な事象をテーマにしているのかも。
「においの風景_東京
東京のあちこちのにおいを集めた展示室もありました。
なかなか面白い展示でした。
次に 吉岡徳仁−クリスタライズに行きます。
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2013年11月20日

表慶館の内部

中央エントランスホールから休憩室として開放されている部屋に行きます。
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中央部分の部屋です。
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奥は車いすの出入り口だそうです。
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休憩室には椅子とテーブルが置かれていました。
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1階展示室の窓ガラスは当時のものを使用しているそうです。
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展示のない表慶館の建築を見ることができます。
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左右の左の部屋だけ見ることができます。
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宮廷建築らしくシンメトリックに設計された階段です。
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2階は立ち入り禁止。
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サイドの階段の曲線と真鍮の手摺が美しい。
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階段上部
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階段タイル
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東洋館の模型が置かれていました。
「洛中洛外図屏風 舟木本」3Dプロジェクションマッピング「KARAKURI」 25分の1スケール投影してます。
2013年11月1日(金)〜2013年11月29日(金) (毎週 金) 17:00 〜 20:00
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中央ホールに戻ります。
内装にも工夫がなされた 宮廷建築を見ることができ しかも撮影可だったので 今回はこの表慶館だけでも十分楽しめました。

外に出ると表慶館外部の階段右側の植え込みに何やら石碑があります。
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表慶館の階段右側の植え込みにある中世の板碑
建武元年(1334)の年号があります。
約670年前に書かれた無名の筆者の文字です。
670年前 ここには何があったのでしょうか・・・
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2013年11月19日

東京国立博物館表慶館/国登録重要文化財

工事のため2011年12月より休館中だった表慶館でしたが 休憩スペースとして1階の一部を開放していました。
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旧東京帝室博物館表慶館 東京台東区上野公園13-9
竣工 1908年(明治41年)10月
設計 片山東熊、高山幸次郎
施工 新家孝正

構造 石・煉瓦造2階建て、銅板葺

建築面積 2,049.4m2
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表慶館
明治33年(1900)、皇太子(後の大正天皇)のご成婚を記念して計画され、明治42年(1909)に開館した、日本ではじめての本格的な美術館です。設計は、J.コンドルの弟子で、東宮御所(現在の迎賓館)なども手がけた宮廷建築家の片山東熊。中央と左右に美しいドーム屋根をいただき、上層部の外壁面には製図用具、工具、楽器などをモチーフにしたレリーフがあります。明治末期の洋風建築を代表する建物として昭和53年(1978)、重要文化財に指定されました。
正面のファサードは、一階には四角い柱、二階にはイオニア式柱頭のオーダーが並び、正面両側にはライオン像。
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平成の大修理
2005年から、2007年まで屋根の修理や展示室内部の壁面の塗り替えが行われました。
表慶館にはエレベーターとトイレがなかったのですが今回のバリアフリー化工事で新たに設置されたようです。
中央に大ドーム、両翼に小ドームをもつ、左右対称のネオバロック様式になっている。
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東京国立博物館 みどりのライオン
近代彫刻の先駆者の大熊氏広の制作
ライオンが「あ」「うん」になっていて 狛犬風。
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正面入口壁 レリーフ
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ドームは東京駅丸の内駅舎のようです。
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ドーム型の天井には立体的に見えるように描かれた天井画が円を描いて並んでいます。
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1階エントランスホールからドームを見上げています。
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ドーム型の天井まで吹き抜け空間が広がっていて 明るいです。
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二階を支えているトスカナ式角柱
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床に敷き詰められているフランス産大理石モザイクタイル
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床のモザイクは七色の細かな大理石
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1Fエントランス(ドーム)の壁の装飾
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エントランスホールと二部屋のみ、展示室ではなく休息室として開放しています。
次に 展示室を見てみます。

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2013年11月18日

特別展「京都―洛中洛外図と障壁画の美」平成館 特別展示室

東京国立博物館に行きました。
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特別展「京都―洛中洛外図と障壁画の美」を見に行きました。
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平成館 特別展示室 2013年10月8日(火)〜2013年12月1日(日)
混んでいるかと心配しましたが ほどよい感じでゆっくり見ることができました。
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「京都でも見ることのできない京都」と銘打って 映画やテーマパークと同じ土俵で真っ向勝負しても負けない、という自負の下に企画された展覧会だそうです。都の賑わいと四季の景観を描く洛中洛外図の優品が一堂に会するほか、京都を象徴する3つの場所―京都御所、二条城、そして石庭で知られる龍安寺を飾った障壁画を通して、京都ならではの美の空間を体感できます。
たしかに 普通の展示とは違って楽しめました。
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第一部 「都の姿―洛中洛外図屏風」
「洛中洛外図屏風」は、室町時代から江戸時代の京の街を描いた屏風です。
現在、現存する屏風の7件が国宝・重要文化財に指定されており、会期中は前期と後期に分けて、そのすべてが展示されます。
来場者のお目当ては、「洛中洛外図屏風」のようで この部分が混んでいました。
描かれた京の都は、御所や寺などの建物のほか、貴族や僧侶、武士、庶民の暮らしが緻密に描かれており立ち止まって見ている人が多いからです。
「洛中洛外図屏風 舟木本」の高精細画像を4×4mの大型スクリーン4基に拡大投影しています
これは 細かい部分も拡大して見れるので よかったです。
第148回直木賞受賞作 等伯 〈上〉(下) 安部 龍太郎 著 を詠みました。
安土桃山の世に 絢爛豪華な画風で信長に重用された永徳率いる狩野派全盛の時代の永徳の驕り。そして等伯と 狩野永徳との確執。
独自の静かな画風で対抗し、遂に永徳を脅かすまでになった絵師・長谷川等伯のことなどを思い浮かべました。
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第2部 都の空間装飾─障壁画の美
1 王権の象徴─京都御所
2 仏法の荘厳─龍安寺
3 公儀の威光─二条城
第二会場に行くとすいていますので じっくり見ることができました。
超高精細映像4Kで体感する龍安寺石庭の四季
龍安寺石庭・秋 静止画像投影
一年にわたって超高精細映像4Kで撮影した「龍安寺の石庭」をほぼ実寸大(幅約16m)の巨大スクリーンに映し出し、空間として表現します。国内外を問わず人気を誇る石庭の移ろいゆく四季を体感できます。
四季の移ろい 色彩 音・・・まるで 「龍安寺の石庭」にいるような感じです。
これがすごく よかったです。東京で京都を感じました。
この 石庭で知られる龍安寺にまつわる展示ですが その12面のふすま絵は、明治の廃仏毀釈で散逸し、現在はアメリカのメトロポリタン美術館とシアトル美術館に収蔵されています。今回はそのうち「列子図襖」「琴棋書画図襖」が初めての里帰りをし展示されています。
二条城から全84面の障壁画を一挙展示
二条城二の丸御殿黒書院一の間、二の間を飾っていた、狩野尚信筆の障壁画、全69面と、城のシンボル、二の丸御殿大広間四の間を飾る狩野探幽筆「松鷹図」15面を展示。二条城の障壁画かこれほどの規模で出展されるのは史上初とのことです。

まさに「京都でも見ることのできない京都」です。
二条城の空間を再現した迫力ある展示でした。
個人的には この第二会場の二条城の狩野探幽筆「松鷹図」のほうが 絵もよかったし 迫力のある展示でよかったです。
最後に満足感と余韻を残して会場を出ました。
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10月17日に東京国立博物館東洋館に投影された、3Dプロジェクションマッピングの映像は インターネットミュージアムかYouTubeで見ることができました。この東洋館の外壁に投影されました。
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特別展のチケットで 本館や東洋館リニューアルオープン記念 特別展「上海博物館 中国絵画の至宝」も見ることができるのですが パスしました。
そのかわり 表慶館の中を見学することにしました。

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2013年11月17日

ターナー展 東京都美術館(上野公園)

上野の東京都美術館で開催中の「ターナー展 英国最高の巨匠、待望の大回顧展!」に行ってきました。
秋晴れのいい天気で 上野公園はたくさんの人がいました。
混雑を心配しましたが 並ぶほどでもなくすんなり入場できました。
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ターナー展 2013
2013年10月8日(火)─12月18日(水)
東京都美術館 企画展示室
京都台東区上野公園8-36
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英国最高の巨匠、テート・コレクションによる待望の大回顧展!
2万点にもおよぶターナー・コレクションを所蔵するロンドンのテート美術館から、30点以上の油彩画と、水彩画、スケッチブックなど約110点を紹介する特別展。。東京展のみ国内所蔵の2点を特別出品。
やはり混んでいましたが 見るスペースは十分ありました.
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風景画の可能性を生涯を通して探求し続け、印象派の画家にも影響を与えたターナー。
英国美術の巨匠ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775〜1851)は、生涯を通じて風景画を描き続け、独自の絵画表現を極めた画家として知られています。10代の頃から英国の風景や名所を描く水彩画家として活動しました。 油彩画も描いていますが その画風は自然の大気や空  光 水や植物の息遣いまで感じられるものとなっています。
10代の習作から晩年の代表作まで並んでいます。
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初期のころの油彩画は 写実的で古典主義的な緻密な描写の絵が並び「 こんなのターナーじゃなくても描ける絵だわ」と友人。
すらっと延びた松の木が目立つ有名な「チャイルド・ハロルドの巡礼ーイタリア」1832年作 を見て思わず「奇跡の一本松!」と私。
熱心に舐めるように鑑賞している人たちは「なんだこいつら!」と思ったでしょうね・・・
でも あの夏目漱石も名作「坊ちゃん」の中で赤シャツ”が「あの松を見たまえ、幹が真直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだね」と語っているシーンがあるのです。
本当のターナーの絵はどこだ・・と進んでいくと だんだんターナー「らしく」なってきました。
白く 黄色く輝く光の世界に入り込みます。
光あふれる 幻想的の風景画はいいですね〜
大気感を感じさせる独特な風景表現。
光のスペクトル的色彩表現がとても好きです。
風景画というより光の世界。
モダンアートに近づき 心で見る風景のように表現されています。
晩年はモネが白内障を患い、失明寸前の状態にあったこともあり、画面は限りなく抽象に近付いているのですが ターナーももしかしたら そうだったのかしら?
途中で おじさんが「グワッシュって何ですか?」と聞いていたのですが・・・不透明水彩絵の具のことなんです。
絵の具を塗ると下の絵の具が隠れてしまうものを不透明水彩絵の具といいますがポスターカラーなども不透明水彩絵の具の一つです。
説明の人は絵の具の一種ですと答えていました。
これだけまとめて ターナーの絵を見て満足して 東京都美術館を出ました。

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2013年10月03日

竹内栖鳳展 近代日本画の巨人 東京国立近代美術館

東京国立近代美術館『竹内栖鳳展 近代日本画の巨人』に行ってきました。
竹橋駅の改札を出ると チケット売りのカウンターが・・・えっ?そんなに混むのか・・と思いつつ その場でチケットを購入しました。
ぞろぞろと竹橋を渡る人 みな美術館に行く人です。駅に向かう行列もあって 混んでいるのだと思いつつ美術館へ向かいます。
すると やはり窓口でチケットを買う行列があって 駅で買っておいてよかった!と思いました。
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竹内栖鳳展 近代日本画の巨人 

東京国立近代美術館 (北の丸公園3-1) 企画展ギャラリー
2013年9月3日〜10月14日
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今回の展覧会で出品される本画は100点あまり。1957年に開催された回顧展以来の大規模展です。
展覧会には初出品となる絵馬《龍神渡御の図》(1887年)をはじめ、《富士図》(制作年不詳、本間美術館)、《花に蔵》(1934年、個人蔵)など主要作品、重要作品を網羅しています。
栖鳳は、1864年に京都に生まれ、四条派の幸野楳嶺に学び、京都画壇の近代化の旗手として活躍しました。後進にも多大な影響を与えたその作風は、積極的に西洋美術をはじめ、日本画の他派の筆法なども取り入れました。
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動物画を描かせて栖鳳の右に出る人はいないというほどですが 栖鳳が描いたとても愛らしい動物たちにも多く出会えます。
会場には獅子や象、熊、鹿といった大きな動物から兎や仔犬、猫といった身近な動物たちが並びます。
「班猫」はパンフレットにありますが なんともいえないしぐさでi生きているようです。
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西洋画の光の表現を取り入れたと言われる金獅子(表の看板を撮影)
ふわふわの鬣 毛並の一本一本の細密な描写、風格のあるライオンさんが今そこにいるみたいです。
ふっと風が吹いたらあの毛が揺れそうな気配までしてきます。本当に繊細で緻密な筆です。
対になった 向かい合わせの獅子の絵もありますが やはりこの絵が一番いいです。
さまざまなバージョンの獅子が数点展示されています。
年代順に展示されていて、ヨーロッパ絵画に学んだ遠近法と陰影を使った作品や、水彩画のように色づけした作品などもあります。ダイナミックで力強いタッチの絵もあり 作風を模索していたようです。
栖鳳の旅の写生帖が展示されていますが このスケッチが自由でのびのびしていてとてもよかったです。
人物画などもありましたが 美人画なら上村松園がいいです。
かなり混んでいましたが わりとゆっくり見ることができました。
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常設展は見ないで 余韻を残したまま美術館を出ました。

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2013年10月01日

光のイリュージョン『魔法の美術館』上野の森美術館

上野の森美術館で開催中の 光を駆使した体験型の現代アート展「光のイリュージョン『魔法の美術館』〜Art in Wonderland〜」に行ってきました。
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休日や 午後は混んでいるという話を聞いていたので ちょうど昼頃にいきました。
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チケット買いの待ち時間も 入場制限もなくすんなり入れました。
2009年から全国22会場を巡回し、累計で約60万人を動員。
動員記録を更新続けていますが 東京で初開催となればさらに増えることでしょう。
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日本を代表するアーティストたち11組が光をモチーフに自然現象や光と影を活用したアナログ的な作品から、コンピューターやLED、カメラといった先端技術を取り入れたデジタルな作品まで、計19点を展示しています。
見たり 触ったり 光で遊ぶ現代アート展です。
フラッシュ不可ですが 撮影は可です。
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入場するとすごあるのが『光の波紋』
手をかざす光が反応します。
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『Secret Garden』
鳥の羽がふわふわ くるくる・・
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ガチョウの翼でできたモビール 少しの風でも反応simasu.

『光であそぶ』( パンフレットの最初の写真。)
はカラーのビー玉が筒状の布の中で光に照らされ万華鏡のように変化します。
子供が遊んでいたので撮影はしませんでした。
断りもなく写して載せるわけにもいかないのです。
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これはパンフレットの写真です。真っ暗なのでうまく撮影できませんでした。
暗幕に覆われた真っ暗な部屋に入ります。
小さなおもちゃの町並みがありその中をライトの点灯した車がゆっくりと走っています。
部屋の中の白い壁に 街並みの影が映り 移動していきます。
見えなかった小さな 動物なども大きく壁に映ります。
このようなもの 東京駅ステーションギャラリーオープン時にもう少し大きなものを見ました。
残念なのは 人が入って壁の周りに立ってしまうので 何を見るのかわからないまま・・という状態になったことです。
以前見ていたので 壁に映る影を私たちが指摘してはじめて気が付くという状況。みな 小さな町のすぐまえで動く自動車だけを見ていました。壁が見えないほど立てば 何がなにやら?になるでしょうね。
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『台風の夜』 風や音に反応するライトです。
息を吹きかけたり 吊るされている風鈴をうちわで扇ぐと、その風鈴の音に反応します。
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「ふくろう」
機械仕かけのふくろうで目の前に立つとふくろうが動きます。
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『another shadow』
壁に映る自分の影なのですが 影が残像のように壁に残りひとりでに動き出します。
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『そらだま』
光るボールをころがすとバーチャル空間に浮かんだ キューブを崩したり回転させたりできます。
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『CageforKage』
丸い柱の前を歩くと・・像やクジラや鳥などが出現!
見ているほうが面白いです。
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『ミラボン』
真っ暗な部屋に光の粒が動いています。
中央にある ミラーボールを回転させ、光を操ることが出来ます。
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『イシムシの標本』
石を拾って壁沿いの箱に入れると、目の前の画面から“イシムシ”となって飛びます。
石の形によってイシムシの形が変わります。
子供たちが石を拾っては 箱に入れていました。大人気です。
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『Lifeiog_シャンデリア』
大きなガチョウの羽根のシャンデリアです。
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会場内の風を受けゆっくりと回る羽根の影が幻想的です。
他にもいくつか撮影できなかった作品があります。

最後に階段を降り 入口付近に戻ると 最後の展示があります。
『happy halloween!』で 画面に映った自分の顔が一瞬にして色々なメイクを施され仮装されるというものですが ロープに沿ってかなり並んでいたし 報道のカメラが回って取材していたので覗いただけで パスしました。
モニターに映った顔をカメラで撮ることができるので大人気なようです。
最後以外はすいていてゆっくり見ることができました。
出口をでると 昼時をすぎていたのでぞろぞろと入場する人を見かけました。
こういう体験型アートは 混まないうちに行かないとだめですねぇ・・・
上野の森美術館  東京都台東区上野公園1-2
2013年9月6日(金)から10月6日(日)まで

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2013年09月30日

「第60回日本伝統工芸展」日本橋三越本店

日本橋三越で開催中の国内最大規模の公募展「日本伝統工芸展」に行ってきました。
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第六十回 日本伝統工芸展 東京展
2013年 9月18日(水)〜 9月30日(月)
日本橋三越本店 東京都中央区日本橋室町1-4-1
この公募展は 戦後、急激な生活様式の変化により消滅の危機にさらされた全国の伝統工芸の保護・育成のため、昭和29年に誕生したそうです。
今年は第60回。陶芸、漆芸、金工、木竹細工、染織、人形、諸工芸(ガラス、七宝など)の7部門で、現代の匠(たくみ)たちが、心技体をひとつにして臨む“美”の競演です。
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本館・新館 7F二つの会場ですが たくさんの人が観に来ていました。
たくさんの伝統工芸をみていると 日本の技もまだまだ健在なのだと少し安心しました。
この中からのちの世に 重要文化財として残っていくものがあるのでしょうね。
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何らかの賞を得た作品はどれもすばらしいのですが この着物がひときわ目を引きました。
20日にご鑑賞された天皇、皇后両陛下が桑の葉で染められているこの「半夏生」という作品をご覧になり「桑の葉っぱから?」と興味深そうに質問されていたというニュースを見ていたせいかもしれません。
7部門で入選した616点と、過去の受賞作品などを展示しています。本日まで。
一つ上の屋上にて 休憩。
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日本橋三越屋上
http://umeno87.sblo.jp/article/43029742.html
以前のブログで三越の屋上について書いています。
この三越の屋上ですが 1957年5月日本橋三越の屋上に屋上遊園地が誕生しました。
その屋上遊園地の名前は「こどもの夢の国 楽しいディズニーランド」。
1957年、米ディズニーと契約が結ばれ期間限定とはいえ、ディズニーランドが日本で初めて誕生しました。
シンデレラ城や、アトラクションなどが設置され、まさに小さなディズニーランドだったそうです。
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2013年09月24日

江戸東京博物館界隈

江戸東京博物館の常設展は何度も見ているので 今回は見ないで出ました。
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特集展は一度常設展に入ってからしか見れません。
日本橋を渡ってから下に降ります。
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江戸東京博物館を出て 歩行者用通路を少し歩くと 橋の欄干があります。
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言問橋の欄干と縁石
「言問橋は、1928年(昭和3)に完成した、いわゆる震災復興橋梁のひとつである。1945年(昭和20)3月10日未明の東京大空襲の際、浅草方面から向島方面へ避難しようとする人びとと、その反対側に渡ろうとする人びとが橋上で交叉し、身動きがとれない状態となった。人だけでなく、荷車やリヤカーも通行を妨げた。そこへ火が燃え移り、橋上はたちまち大火炎に包まれた。
橋上では逃げるすべもなく、多くの市民が焼死した。
1992年(平成4)の言問橋の改修工事にあたって、当時の欄干と縁石が撤去されることとなったため、東京大空襲の被災資料として、その一部を当館に譲っていただいた。」
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博物館の展示物のひとつで、言問橋にあった欄干とその縁石。
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古びた手すりで 注意して見なければ気づかないような存在でした。
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その少し先 駐車場入り口の植え込みには大きな亀に乗った徳川家康像
巨大と言ってもいい大きさの亀。
山下恒雄東京学芸大名誉教授(当時)が鍛金(過熱した金属を槌で叩く金属加工法)により製作。台座は、亀に似た幻獣・贔屓(ひき)で、重き荷を背負うのを好むといわれます。ちなみに亀の姿は、河川が走る江戸の町に因んで「水の神」ともいわれる亀の存在をかけたものともいわれます。その上に幕府の将軍職が15代続いたことに因んだ15段の台座を設え、鷹狩り装束の立像が置かれています。像の左手には、家康が好んだという鷹狩りに用いた鷹がとまっているという凝った意匠の像です。
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出てすぐ右の 第一ホテル両国の壁の前には 何やら立札が・・・
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置いてけ堀・御竹蔵跡

 「この辺りには、幕府の資材置き場だった御竹蔵があり、その周りには掘割がありました。
 ある日、町人がこのあたりの堀で釣りをしたところ、たくさん魚が獲れたので、気を良くして帰ろう

とすると、堀の中から「置いてけ!」という怪しい声がしました。逃げるように家に帰って、恐る恐る魚籠をのぞくと、釣れた魚が一匹も入っていませんでした。これが、本所七不思議の一つ、「置いてけ堀」の話です。話の内容や場所には諸説があり、置いてけ堀は「錦糸堀」との節もあります。作られたのは寛政年間(一七九八〜一八〇一)といわれ、七つ以上の話が伝えられています。 墨田区」
御竹蔵
[御竹蔵は横網町公園横網町公園 から江戸東京博物館や両国国技館両国国技館 までを含む広い範囲わたって資材の保管場所として使われました。(初期は竪川近く、吉良屋敷近くまであったようです。)
御竹蔵は当初、建築用の資材が保管されていましたが、今の猿江公園の御材木蔵に移されるようになると、蔵前蔵前 同様米蔵となりました。明治維新明治維新 後は陸軍の施設として使われました。  (「御竹蔵」より]
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『本所七不思議之内 置行堀』歌川国輝・画

宮部みゆき『本所深川ふしぎ草紙』 にも 「第三話 置いてけ堀」があります。
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都営地下鉄大江戸線の両国駅 エレベーターを降りてすぐのところには こんなオブジェがありました。
お相撲さんです。国技館や相撲部屋がある街の象徴です。
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JRの両国駅近くにはお相撲さんの石像があちこちにあります。

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2013年09月23日

特集展「オリンピックがやってくる1964-2020」江戸東京博物館

特別展を見たあと特集を見ました。ここは撮影可能でした。
今からおよそ50年前に、ここ東京で行われた第18回大会に焦点をあて、当時の人々を熱気で包んだ一大イベントを改めて振り返ります。
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2020オリンピック・パラリンピック開催都市決定記念
特集展「オリンピックがやってくる1964-2020」
会期:2013年9月14日(土)〜10月20日(日)
江戸東京博物館 5階常設展示室 第2企画展示室
この展示ですが 博物館の予定表では9月10月は 空白でした。
8日に開催地が決定し、14日には展覧会をオープンさせています。
開催地が東京になることを見越して準備してこないと、これだけの展示は不可能です。
必ず 開催できると願いを込めて準備してあったのでしょうね。東京都の意気込みと本気力を見せる展示です。
1964年に行われた第18回オリンピック東京大会に焦点をあて、日本中を沸かせたスポーツの祭典を4つのテーマで振り返ります。
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「第1章 復興の東京」
戦後の焼け野原の東京の写真などがあります。焼け落ちた東京駅や新宿駅前。
悲惨な戦争の爪痕がうかがえます。
そして 急速に復興していく 東京の姿も見られます。
戦後10年 その頃の町の様子を、空撮写真を中心に展示しています。
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第2章 オリンピックをもう一度
1940年(昭和15)開催の第12回大会。
「幻の東京オリンピック」を中心に展示。当時の設計図を見れば現代風で今あっても違和感のなり近代的な建物です。
準備した様々な品 すごろくなど貴重な資料が公開されています。じっくり見ます。非常に興味深い展示です。
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第3章 オリンピックがやってくる
1959年(昭和34)5月、第18回大会を東京で開催することが決定。
競技会場の建設をはじめとして、各競技会場へのアクセスの向上があらゆる面で図られ、整備されます。
ワシントンハイツ(在日米軍施設)  1954年(昭和29)9月19日撮影の写真がありましたが ここは1946年(昭和21年)に建設され、1964年(昭和39年)に日本国に返還されて取り壊されるまで存在しました。
東京オリンピック選手村の本村・代々木選手村として整備 選手村と国立代々木競技場などになりました。
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新幹線 高速道路 地下鉄 モノレール・・
各競技会場へのアクセスの向上があらゆる面で図られ、急ピッチで整備されました。
その結果あの日本橋を覆の高速道路となったわけですが・・・
都民の準備、マナー向上や地域の美化運動なども積極的に行われました。
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衛生環境向上のため ゴミ収集のための蓋つきポリバケツなども推奨され東京都で急速に普及したそうです。
オリンピックの準備に大わらわとなった東京の姿 準備期間の様子を当時の写真やポスター等を紹介しています。
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オリンピックを見るためのカラーテレビもできました。
こんなに小さいものだったと初めて知りました。
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第4章 オリンピックが始まった
アジア地域で初の開催となったこの大会を、関連資料などが展示してあります。
東京オリンピック日本代表選手用公式ブレザーやユニフォーム。
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会期中の熱気や喜びが展示品から伝わります。
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いろいろな記念品やポスター 記念切符 グッズなど展示されています。
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もちろん 建築物の設計図や写真。鉄道 デザイン 種々楽しめます。
昔懐かしい ソノラマのソノシートなども置いてありました。
1964年に開かれた東京オリンピック、く今ほど情報網が発達していなかった頃のオリンピック。
知っているようで知らなかったその姿を垣間見ることができました。

展示場を出ると目の前には2020年のオリンピックの概要も合わせて展示紹介コーナーがあります。
仕事がはやい・・・寄せ書きなどの願いや笑顔が写真展示されています。
 都税である法人事業税を国税化して国が平成20年度から現在まで累計で約8,000億円を召し上げられてきた事実があります。そして、その財源は46道府県に再配分されてきました。
47都道府県の中で唯一国の地方交付税を受けない不交付団体である 東京都から財源を奪う行為として当時 石原都知事は「自治体の財布の中に手を突っ込む国家権力の一方的な発動だ」と怒っていました。
そんな状況の中 すでに積み立てた東京オリンピック・パラリンピック開催準備基金は4000億円以上あるそうです。 その日のために準備してきたことがうかがえます。
この基金がなければ財政的にも 都民の理解を得られず 招致は難しかったでしょうね。
スポーツ用品の製造 建設関連部品などは地方で製造していますし 物流も活発化していきます。経済効果は150兆とのいわれています。
東京オリンピック開催で 地方の関連産業が活発化していくと思われます。

この特集展は 常設展のチケットで見ることができます。

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2013年09月22日

明治のこころ −モースが見た庶民のくらし−

誘われて 両国の江戸東京博物館へ行きました。
江戸東京博物館 開館20周年記念特別展
「明治のこころ −モースが見た庶民のくらし− 」 
会期:平成25年9月14日〜12月8日
【会  場】 江戸東京博物館 1階展示室
実は こんな特別展があるなんてぜんぜん知りませんでした。
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「 本展では、大森貝塚の発見者として名高いエドワード・モース(1838-1925)による日本民具や写真のコレクションが、アメリカ・ピーボディ・エセックス博物館とボストン美術館から一挙に里帰りします。明治初期の子どもたちの姿をとらえた貴重な写真や、実際に使われていた生活道具から、江戸と明治の狭間を生きた庶民たちの暮らしと心を展観します」江戸東京博物館の説明文
 大森貝塚の発見者として知られるエドワード・モース氏は1877(明治10)年から3度にわたって日本を訪れています。
研究の手を休めて商店街を散策することが好きだった様でコレクションは生活感あふれたものです。
日本の庶民の暮らしや心根に魅せられ、多彩な品々を収集し持ち帰りました。
モース自身が収集した民具、陶器をはじめ、日記、スケッチ、写真などが公開されています。
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入場すると目の前に 大きな写真があります。
モース氏です。
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そしてその隣には  明治の子どもたちの笑顔の写真。
ここだけは撮影可です。
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飛び切りの笑顔で 見ていて飽きません。
今も昔も 子供の笑顔に勝るものはないようです。
「明治の名もなき日本人の「こころ」とは何だったのか。 全米最古の博物館といわれるピーボディー・エセックス博物館とボストン美術館に所蔵される「モース・コレクション」から、選び抜かれた320点の生活道具や陶器を展示。」
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当時どこでも見ることができた 生活道具や大工道具、そして陶器が並びます。
このようなものを見ていると 生活感がありまるで タイムスリップしたような感覚になります。
目の前に 明治の人たちが表れて 笑顔でもてなしてくれそうな気がします。
大工道具のところでは 気難しい職人気質の人がこだわりの技を見せてくれそうです。
明治の庶民の日常は失われた現代の何かを教えてくれそうです。
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街角の風景 暮らし そして信仰・・・
失われた明治の日常がおよそ140年の時を経てよみがえります。
企画展の後半は陶磁器が並びます。
写真で コレクションの陶磁器はボストン美術館のモース専用棚に収蔵されてる様子が見えますが それは膨大な量です。
中には初めて「里帰り」した陶器もあるそうで、まさに日本がなくしたものを彼がとっておいてくれた・・と言えます。
暗い中で生き人形が何体か浮かび上がります。ぎょっとしましたが 日本ではよくみかける本ものそっくりの人形です。
昔からひな人形や浄瑠璃人形 山車の人形 菊人形など生き人形は珍しいものではありません。
等身大の日本人を再現した人形は珍しいものだったのでしょうか・・・
失われた明治の日常を見ることができる すばらしい特別展でした。
あまり知られていないのでしょうか それともまだ会期はじめだからでしょうか 会場はすいていました。
ゆっくり 見ることができます。

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2013年09月21日

ルーヴル美術館展〜地中海 四千年のものがたり

東京都美術館で開催中の、「ルーヴル美術館展〜地中海 四千年のものがたり」を観に行きました。
2013年7月20日から9月23日まで で会期末が近いせいか平日というのに 混んでいました。
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東京都美術館は動物園前から右に行くのですが 人の流れがみなそちらに向いています。
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美術館に入る人の流れが 多いこと・・・これは、ちょっと ダメかな・・と思いつつ 入館すると 「ただいま混雑しています」の立札。
並ぶようなら やめよう・・と会場入り口に行くと すんなり入れました。
しかし 混んでいることには間違いない。人の頭の群れ・・・
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「古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術、古代エジプト美術、古代オリエント美術、イスラム美術、絵画、彫刻、美術工芸品、素描・版画の全8美術部門が、総力を挙げて「地中海」をテーマに企画。300点近くの多彩な作品で地中海世界をご紹介します。」
説明にある通り ユーラシア大陸とアフリカ大陸にはさまれ、数かずの文明を生み出してきた“地中海”にスポットを当てたものです。
見所は何と言ってもパンフレットにもなっている『ギャビーのディアナ』です。
日本初公開のアルテミス像。通称「ギャビーのディアナ」と呼ばれている狩りの女神アルテミス像ですが 360度像の周りをまわって見ることができます。美しかったです。
1808年にルーヴルに収蔵されて以来、初めて館外に出品されました。
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序章 地中海世界―自然と文化の枠組み
第一章  地中海の始まり―紀元前2000年紀から前1000年までの交流
第二章 統合された地中海―ギリシャ、カルタゴ、ローマ
第三章 中世の地中海―十字軍からレコンキスタへ(1090‐1942年)
第四章 地中海の近代―ルネサンスから啓蒙主義の時代へ(1490‐1750年)
第五章 地中海紀行(1750‐1850年)
このような構成なのですが 小物の耳飾や腕輪は金銀 宝石ちりばめた豪華で美しいものです。
とにかく 人の頭が邪魔をして思うように見えないので 興味あるものだけを見ることにしました。
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ヨーロッパ地中海の歴史を学び 神話や古代文明 文字に詳しいひとなら一日見ていても飽きないものなのでしょうが この人の群れでは落ち着いてみることもできませんでした。
パンフレットにあるような文化財的なものを中心に見ました。
B.C.2000頃のギリシアの作品に始まり、エジプトの像や木棺が続きますが 壁画や 発掘された壁の古代文字 宗教画 などは わからないので さっと流し見でした。神話の世界も大きな神像以外は さっと見ただけです。
プロメテウスの伝説が刻まれた石棺は すごかったです。
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ギリシアの影響を受けたエジプトのイシス神像は、まるでヴィーナス像です。
大きな彫像はよく見ることができましたが 絵や小物は頭越しに覗くしかなかったです。
文明が進むにつれ 材料や色彩が変化していくのも面白いです。
トルコの織物なども 西洋と東洋の文化の交差する場だと感じられるものでした。
最終章にはオリエンタリズムな絵画が並んでいました。レバノンの風景 地中海の港の絵などずらりと並んでいましたが 疲れてしまってそこはもう駆け足で歩くだけ・・・
平日でこうなのだから 最終日を含む3連休はどうなるのだろう と思いつつ 出ました。
今回は 無料で見たので 人の頭越しでも我慢できましたが 高いお金払ってみるのに思うように見れないのは嫌だなぁ・・・
好きな人は何度も通うそうです。この展示の多さでは 一日じゃとてもじっくりとみれない気がします。
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2013年09月11日

アートアクアリウム COREDO室町

アートアクアリウムの会場はコレド宝町三井ホールです。
4Fが入口で 5Fが会場。
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11時からで 平日の11時半ころ行ったのにかなり混んでいました。
混むときは 入場もロープに沿って並ぶようです。
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会場前には 浴衣のマネキンが・・・
「ECO EDO 日本橋 ゆかたアートアクアリウム特典]があるそうです
浴衣姿もチラホラ見かけました。
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この金魚車、会場の中に置かれていました。
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ショップには ブリキの金魚なども並んでいます。
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カフェのメニューも金魚のマキアート
出入り口のロビーは ガラス窓で外がよく見えるのですが・・あっと驚きました。
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正面には三井本館が・・・
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ドラマ「半沢直樹」の本店として使われているロケ地です。
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下からでは 上部のこんな細かい模様まで見えません。
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以前のブログでも三井本館については書いています。
http://umeno87.sblo.jp/article/62298141.html

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その隣は 三越日本橋店
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こういう風に見えるのは この位置からだけでしょう。
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ライオンさんのいる正面玄関の上の造作もよく見えます。
三越については このブログ参照。

http://umeno87.sblo.jp/article/62255875.html
歴史的建造物 大好きの私にとっては 思いがけずいい景色に出会えて金魚より感動的だったかも。


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2013年09月10日

アートアクアリウム2013 日本橋

東京・日本橋で開催中のアートアクアリウム2013に行きました。
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昨夏同様 約5千匹の金魚を、和をモチーフにした様々な水槽の中で展示する「アートアクアリウム展」です。
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3回目となる今年は “江戸・金魚の涼”をテーマにしています。
光と映像で演出された金魚たちです。
こういう ゼリーカップのような水槽も並んでいます。多種多様な珍しい金魚の水槽もたくさんあります。
金魚の種類が多いだけでは 金魚屋さんになってしまいます。
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違うのは あくまでもアートなのです。
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会場は暗いです。人が多かったです。
暗い会場に浮かび上がるのは 光で演出されたアートアクアリウムです。
フラッシュをたかなければ写真撮影はOK。
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「華魚繚乱」や「カレイドスコープ金魚」の水槽など小型の水槽もたくさんありますが ひときわ目を引くのがこれです。
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巨大金魚鉢「大奥」
青や赤のライトが変化していきます。
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一番上は直径1mほどもある大きな金魚鉢。
奥方様を頂点に 艶やかな“女の園”をうまく表現した作品です。
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見どころ2つ目は キモノリウム
「京友禅」最高峰の白地の着物を水槽に埋め込み、生きた本物の金魚 を泳がせます。
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生きた金魚と3Dプロジェクションマッピングで表現されます。
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色と柄の変化が楽しめます。
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本物の着物2点が並んでいるのですが似たような柄になるのが面白いです。
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きれいで楽しかったです。
混み合う会場の奥に進むとまた人だかりです。
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空飛ぶ金魚に見える超大作「水中四季絵巻」です。
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「水中四季絵巻」は、四季が移り変わっていく様子を映像でまとめた作品でやはり3Dプロジェクションマッピングで表現しています。
日本の四季が映像で映し出され 金魚がゆらゆら余らを富んでいるかのように泳ぎます。
金魚の影が墨絵のようで幻想的に見えます。
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上映時間は5分程度。エンドレスで上映されています。椅子もありますが 立ち見もびっしり。
写真撮影は思うようにはできませんでした。
なかなか楽しかったです。

<ECO EDO 日本橋 アートアクアリウム 2013 & ナイトアクアリウム>
■期間 2013年7月13日(土)〜9月23日(月・祝)
■休み 期間中は無休
■時間 11:00〜23:30
 アートアクアリウム 11:00〜19:00/ナイトアクアリウム 19:00〜23:30
■場所 日本橋三井ホール(コレド室町5F※入口は4F)

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2013年09月08日

『安野光雅が描いた「御所の花展」』

この夏は暑くて 出かける機会が少なく芸術鑑賞から遠ざかっていましたが ようやく少し涼しくなった6日に 日本橋高島屋に「安野光雅が描いた御所の花」展に出かけました。
混んでいるだろうと予測していきましたが やはり混んでいました。チケットを買うのに並びました。
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招待券などの人も多いので並んでいる間にも人はどんどん入っていきます。
人の頭が邪魔をしますが 不思議なもので車の渋滞のごとく 一定の場所をすぎればすいすいなのです。
おそらく グループで見に行った人たちがお話ししながら見ているので そこからなかなか先にすすまないのだろうと思いました。
そういう時は すいている絵から見て すこし戻ると意外とすきすきでよく見れるものです。
要領よく見て回りましたがなにしろ130点という量で 見ても見てもまだ 夏だ・・とかそんな感じでした。
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原生林に近い生態系が残されている吹上御苑。宮内庁の計らいで、一般の人は立ち入れない箇所に咲く草花をスケッチし、描き上げた水彩画130点が展示されています。
天皇皇后両陛下は 7月3日東京都千代田区三番町の彌生(やよい)画廊でご覧になりました。
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(少し大きい画像で文字も読めます。)
「2011年1月〜2012年4月までに計26回にわたり御所を訪れて完成させたものです。新春に春の香りを運ぶロウバイやニホンスイセン、春の訪れを告げるレンゲ、五月晴をバックに美しく咲き誇るバラや緑に映えるヤマボウシ、秋の深まりと共に可憐に咲くワレモコウやミヤギノハギ、色のない冬に赤い実を添えるイイギリなど、いずれも両陛下の思いが込められた植物です。それらの美しさや生命力を、安野光雅が描き出しています。」
道端で見かける草花も繊細で、、優しくて 、質素でいて凛として上品で気高く まさに御所の花なのです。
生の絵が画像でみるより もっと淡く自然な色でとても素敵でした。
水彩画の絵の具のにじみや濃淡がとてもいいです。
安野さんは「皇居の自然は自分たちだけのものではないとの両陛下のお考えから、映像や写真で記録がされてきた。絵でも残したいとのご意向で私が描くことになり、光栄に思います」と話しています。
130点という絵を堪能して 出ますとミュージアムショップ。ここで驚きました。
本や絵葉書など 安野さんのグッズを買う人の行列・・・・
レジ待ちがぐるりととぐろを巻いています。ここが最後尾ですなどという プラカードを持ったお兄さんがいました。
日本橋高島屋8階ホール(中央区日本橋2−4−1)
残念ながら明日 9日まで。


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2013年09月01日

明治大学博物館(神田駿河台)

JR御茶ノ水駅・御茶ノ水橋口です
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少し気温が下がった日 再び神田駿河台に行きました。
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明大通りには 最新設備を備えた明大リバティタワー地上23階・地下3階の校舎(高さ約120m)があります。
その手前に 生涯教育棟、アカデミーコモンがあります。
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明治大学を創立した3人の青年法律家、岸本辰雄・宮城浩蔵・矢代操の肖像と、建学の精神「権利自由 独立自治」が刻印されたレリーフが玄関前にあります。
東京都千代田区神田駿河台1-1 アカデミーコモン
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地階には明治大学博物館・阿久悠記念館 があります。
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博物館は1929年の開設。日本史の教科書でおなじみの法令の数々や拷問刑罰具、日本考古学の発掘史を彩った重要遺物が展示され、年間8万人が訪れます。
阿久悠記念館では、日本を代表する作詞家・作家の阿久悠さん(文学部卒)の書斎や自筆原稿などを展示しています。
【入場料・入館料】 無料 (特別展は有料の場合があります)
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長崎べっ甲細工の展示があったのでそれを見に行ったのですが 展示品そのものは少なく べっ甲のこぶりの帆船が展示されているのが目玉です。正面の 3つの展示ケースだけです。
そのまわりは商品部門 の展示です。
漆器・染織品・陶磁器等の伝統的工芸品の原材料、製造工程、技法・意匠の種別等を紹介。世界にたぐい稀な意匠表現の豊富さを誇る日本の伝統的工芸品の全体像を端的に一覧でき 日本の伝統工芸を学ぶことができます。
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 刑事部門では、日本の歴史的な法を紹介するコーナー、江戸時代の捕者や裁き、仕置きなどの資料を展示するコーナー、海外の拷問・処刑具を紹介するコーナーなど、5つのコーナーが設けられています。
刑事部門の前身、同大学刑事博物館は1929年に設立されました。
ギロチンとニュルンベルクの鉄の処女の復元模型は、我が国唯一の展示資料です。
鉄の処女は実物よりもスケールが小さいそうです。
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考古部門 旧石器時代から古墳時代にいたる各時代の遺跡調査をしてきた明治大学考古学研究室の発掘成果を展示。
出土資料が重要文化財に指定されているものもある。この兜はレプリカなので実際かぶることができます。
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「商品」「刑事」「考古」の各部門は個別の博物館として存在していたが、2004年に新校舎への移転に伴い、3博物館が統合されました。
明治大学の「学校史」のコーナーもあります。
 開館時間は、午前10時から午後4時30分まで
2014年には「東京国際マンガ図書館」もオープンするそうです。

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2013年07月09日

東京海洋大学百周年記念資料館 (江東区)

江東区越中島にある東京海洋大学百周年記念資料館に行ってきました。
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百周年記念資料館では現在 企画展示「明治を輝らした光−燈台巡廻船明治丸の活躍−」を開催中です。
明治天皇の御座船としての明治丸。小笠原領有に貢献した明治丸。いずれも、近代史での華々しい活躍です。しかし、明治丸の本来の任務は燈台巡廻船でした。
 本企画では、燈台巡廻船としての足跡をたどるとともに、燈台の貴重な錦絵や写真等を展示いたします。暗い海を輝らしただけでなく、明治という時代をも輝らした燈台の姿をご覧ください。 」

【日  時】2013年7月2日(火)〜7月31日(水)午前10時〜午後4時
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百周年記念資料館
「東京海洋大学百周年記念資料館(昭和53年開館)は、東京海洋大学の前身の一つである東京商船大学が明治8年11月1日に隅田川の永代橋下流に係留した成妙丸を校船と定めて開学してから、昭和50年で100周年となったことを記念し、その中心事業として建築されたものです。 この資料館は一般によく見られる海事資料館とは異なり、本学100年の歴史を軸とした商船教育史とその周辺の海事史を物語る資料を収集展示しております。」
数日前に行ったのですが 入館しようとしたら ちょうど俳優谷原章介さんの番組の撮影中でしばらくお待ちくださいとのことでした。
俳優谷原章介の祖父が東京商船高等学校(=現、東京海洋大学、東京都江東区越中島)の卒業生だということで 祖父の思い出の場所を巡る旅番組だとか・・・。しばらくすると谷原さんが出てきました。ほかに客もいなくてスタッフだけだったので 目の前でお姿を拝見しました。すらりとした長身の青年で あのまんまのイケメンのお顔でした。
 ボランティアの方がつきっきりで案内してくれましたので すみずみまで詳しく館内を見ることができました。
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入口付近の写真です。2Fも含めて 大型のエンジンや船の装備などが展示されていました。全国各地の灯台の写真も1Fです。
2Fは展望室のようものがあり 明治丸が見下ろせました。現在修繕中で非公開。
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昨年 天皇皇后両陛下もこちらに来られ 修繕中の明治丸をご覧になられたそうです。
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資料館前の商船教育発祥の地碑
江東区越中島2-1-6 (東京海洋大学 越中島キャンパス)

  商船教育発祥の地碑
碑文「商船教育発祥の地」の言葉については厳密に言えば霊岸島であり、この地は継承の地と言うべきである。
百周年記念事業としては永代橋袂に「船員教育発祥の地」の記念碑を建立した。
 昭和50年(1975)11月 東京商船大学百周年記念事業委員会」
またアンカー(錨)が置かれています。これは、明治丸の係留用に使われていたアンカーの一つで、ポンド内に埋まっていたものを掘り出し、大学創立85周年を記念して置かれたものです。アンカーの主幹は天の北極を指し、ストックは天の赤道を指している。
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第一世汐路丸の錨:
  昭和29年(1954年)3月竣工。昭和42年(1967年)3月まで小型練習船として学生の実習訓練、船舶運航技術の実験研究に活躍した。
  総トン数:150トン 主機:ディーゼル機関 380馬力 速力:10ノット
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スクリュープロペラ:
 旧日本海軍の駆逐艦磯風に装備されていた左舷プロペラ。
  重量:1,798kg 材質:マンガニーズブロンズ
 磯風は大正7年(1918年)竣工
  基準排水量:1,105トン 主機:27,000馬力 軸数:3 速力:34ノット
玄関前にはスクリュープロペラがあり、ボスには佐蔽S88、1918年(大正7年)10月10日風級左舷、重量1T798LBS、マンガニーズブロンズと刻印されていますが来歴は不明です。
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さらに元大成丸船長の大羽真治氏より寄贈された、東カロリン群島クサイ島の城壁の一部の玄武岩と西カロリン群島パラオ島の鐘乳石が資料館植え込みにあります。
玄武岩・鍾乳石
「 練習船大成丸は1937年(昭和12年)第54次遠洋航海で赤道に近いカロリン諸島を訪れた。
  クサイ島で大羽船長は酋長キングシラクから島名と年号を直筆した城塞の石材(玄武岩)を記念品として寄贈を受けた。
  船長は航海中にこの石材の文字を自ら彫刻し持ち帰った。またパラオ島では鍾乳石の寄贈を受けた。 」
東京海洋大学には重要文化財明治丸のほか たくさんの重要文化財があります。

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2013年07月06日

エミール・クラウスとベルギーの印象派展・東京駅ステーションギャラリー

東京ステーションギャラリーで開催中の「エミール・クラウスとベルギーの印象派」へ行って来ました。JR東京駅丸の内北口ドームにはポスターがありました。
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このポスターは《野の少女たち》草原の輝きと野を歩く少女たち。ふりそそぐ光と影。農村の光と空気がふわっと流れてくる気がします。
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エントランスです。チケットを買い3Fから見ていきます。
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チケットの《レイエ河畔に坐る少女》
前にブログに書きましたが渋谷 Bunkamuraザ・ミュージアムの「フランダースの光」展(2010年10月)を見たとき エミール・クラウス/《刈草干し》《ピクニック風景》《夏の夕暮れ》の3点が展示されていました。風景や農村の情景を描いた光と影の絵に魅了されてもっと見たいと思っていました。ベルギーの印象派でルミニスム(光輝主義)とも呼ばれるスタイルを確立した画家、エミール・クラウス(1849-1924)。
今回は独自の発展を遂げたベルギーの印象派。その中心人物エミール・クラウスの作品を中心に約70点が展示されていました。
・第1章 エミール・クラウスのルミニスム
・第2章 ベルギーの印象派:新印象派とルミニスム
・第3章 フランスの印象派:ベルギーの印象派の起源
・第4章 ベルギーの印象派:日本での受容
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クラウスの《ウォータールー橋、黄昏》とも対比できるモネの《霧の中の太陽(ウォータールー橋)》も展示されています。
エミール・クラウス「レイエ川を渡る雄牛」1899年 個人蔵は 水がまるで動いているようで水の描き方がどれをみてもすばらしかったです。
印象的なのは「タチアオイ」。画面いっぱいに表す様子は、日本画のようで 光琳の描く草花図みたいでした。
フランスの印象派も10点ほど展示しています。筆致はさながらゴッホのモデスト・ハイス、モザイク画のようなアンリ・エドモン・クロスの「雲」。
フランス印象派→ベルギー印象派→日本の印象派という流れを確認することができます。
最後にはクラウスに師事した日本人画家、児島虎次郎と太田喜二郎を取り上げ ベルギーと日本の印象派の展開を見る仕掛けです。
陽光あふれる田園の情景や、自然の中で暮らす人々の姿をいきいきと描き出した 光輝主義エミール・クラウスの魅力を堪能できました。
「エミール・クラウスとベルギーの印象派」 東京ステーションギャラリー
会期:6月8日(土)〜7月15日(月・祝)
休館:月曜日。但し7/15は開館。
料金:一般1000円、高校・大学生800円、小学・中学生400円
*東京展以降、石川県立美術館(7/26〜8/25)、碧南市藤井達吉現代美術館(9/14〜10/20)へと巡回予定
東京駅ステーションギャラリーについて写真等は以前のブログに書きました。
http://umeno87.sblo.jp/article/59449205.html
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2013年06月24日

岡本太郎記念館(南青山)

青山の骨董通りを1本入ったところに 岡本太郎記念館があります。芸術家・岡本太郎がその父・岡本一平から相続して 1996年、八十四歳で亡くなるまで、五十年近く暮らしアトリエ兼住居です。
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岡本太郎記念館
東京都港区南青山6-1-19
川崎市岡本太郎美術館も以前見学したことがありますが こちらは美術館とは違い生活の場であり 作品の構想を練り、制作した場所です。
「芸術作品は多くの人に見てもらってこそ意義がある」と言って、決して一個人のために作品を作らなかった岡本氏のエネルギーに満ちた場所です。
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戦後、友人のル・コルビュジェの愛弟子だった坂倉準三の設計でアトリエを建てた。坂倉は太郎の求めに応じ、ブロックを積んだ壁の上に凸レンズ形の屋根をのせてユニークな建物を作った。当時話題をよんだ名建築だそうです。
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庭は岡本太郎ワールドです。
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いつかどこかで出会ったようななつかしさのあるモニュメントたちです。
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美術館に併設されたカフェ「A Piece of Cake」でオブジェを眺めながらティータイム。
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美術館に入らなくても、カフェだけの利用も出来ます。
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パンケーキが美味しいと評判なので パンケーキを注文。
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パンケーキは2枚、4種類の中から2種類を選べます。バターミルクのプレーンタイプと有機コーンミールにしました。美味しかったのですが ハワイアンパンケーキをイメージしていたので ちょっと薄くて小さいかなぁ・・・これで950円は高いなぁ、のケチな感想です
カフェラテとアイスモカのドリンクは別料金。「値段は高いけどおいしい」ってことでしょうか・・それともお庭のオブジェの鑑賞代だと割り切りましょうか・・・。
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2013年06月23日

「北斎と暁斎〜奇想の漫画〜」展 太田記念美術館

原宿の太田記念美術館にて、2人の天才絵師の絵本に着目した展覧会「北斎と暁斎 ―奇想の漫画」が開催されています。
太田記念美術館は世界有数のコレクションを所蔵する浮世絵専門の美術館で、葛飾北斎や歌川広重など、浮世絵の名品を約1万2000点収蔵しています。特別展「北斎と暁斎〜奇想の漫画〜」展 太田記念美術館(〜6/26)開催中です。2人の天才絵師の絵本に着目した展覧会です。
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東京都渋谷区神宮前1丁目10−10
江戸時代末期より明治時代にかけ、膨大な数の浮世絵が海外に流出しました。五代太田清藏(1893〜1977)は、このような実情を嘆き、
昭和の初めより半世紀以上に渡り浮世絵の蒐集に努めたそうです。
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浮世絵専門の私設美術館として、1980年(昭和55年)1月に開館しました。
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入口で靴などを脱ぎます。スリッパに履き替え展示室に入ると 中央に石庭があり、左手の奥には一段高い畳敷きの座敷があります。
スリッパを脱いで座敷にあがり膝を落として鑑賞しますが まるで 床の間の肉筆画を見ているようです。葛飾北斎《羅漢図》や河鍋暁斎の肉筆画です。
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二人の奇才、夢の競演
1階と2階と地階が展示室です。
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ユーモラスな動きで踊る人々や、波や風、雨などの自然、妖怪や幽霊など、この世の森羅万象を描き出した葛飾北斎「北斎漫画」。
北斎の絵本の特色を最も色濃く継承したのが、狩野派の絵師でありながら、浮世絵の世界にも深く親しんだ河鍋暁斎です。
暁斎は、踊る骸骨や擬人化された蛙などのユーモラスな画題を描いたり踊る骸骨などを描いていますが 北斎に匹敵するほどのありとあらゆるテーマを手掛けています。漫画は奇想天外ですが緻密な線で描いています。
風景への観察眼は富士や滝によく表れていますが 実にリアルで色も美しく描かれています。
神仏妖怪大集合や西洋料理通などの本もありました。
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普段あまり目にしない、半紙本など本の一部が多く見られます。
浮世絵界を代表する2人の作品を比較しながら楽しめます。ただ絵がうまいだけではなく するどい観察眼や発想力が必要なのだと実感できました。
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地階には江戸手ぬぐいなどを扱うお店がありました。
外国人も多く鑑賞していたので いいお土産になるのでしょうね。
場所は明治神宮前駅、ちょうどラフォーレ原宿の後ろになります。
昼は 千疋屋原宿店で食べました。日本橋本店とはちょっと違ってカジュアルな感じの店でした。
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ランチも1000円前後と若い人向けのお値段でしたが 美味しかったです。
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2013年06月21日

伊勢半本店 紅ミュージアム(南青山)

5/21-6/23 「黒蝋色塗牡丹唐草蒔絵御櫛台」 期間限定公開中とのことで 間もなく公開終了なので 見に行ってきました。
伊勢半本店 紅ミュージアム 南青山骨董通り
東京都港区南青山6-6-20 K's南青山ビル
(伊勢半本店 紅ミュージアム1F) 
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店内カウンターは許可を得て撮影しています。
こじんまりとした 店舗サロンの奥にミュージアムがあります。
入店すると 店内には紅花がありました。
玉虫色の輝きを放つ伝統の口紅「小町紅」の実物をみせてくださり 丁寧に説明をしてくれました。
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本当に玉虫色です。これが紅になります。
紅花に含まれるわずか1%程度の赤色色素を抽出し、精製を重ね作り出されたものだそうです。
「伊勢半本店は、文政8年(1825)江戸日本橋小舟町に創業した老舗の紅屋です。江戸時代から続く最後の紅屋として、伝統の技術を継承し続けています。」
常設展は紅花の起源・伝来から製法、普及。江戸の化粧文化、紅にまつわる習俗などを紹介。関連文書や、紅作りの道具、江戸末期から明治・大正期に使用された化粧道具などが展示されています。
見事な螺鈿、蒔絵、彫金を施した櫛や化粧箱は貴重な工芸文化財です。
なかでも やはり館蔵品「黒蝋色塗牡丹唐草蒔絵御櫛台」(江戸時代末期〜明治時代初期)が目を引きました。
保存状態もよく 美しい工芸品です。
「鬢水入れ、櫛、眉作り、紅筆、爪切、楊枝などの化粧道具類を収納していた櫛台で、牡丹と唐草の模様を蒔絵であしらった婚礼調度のひとつです。」
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ミュージアムを見終わると 紅花茶を入れてくれ とても親切丁寧に紅花のこと 化粧箱の再現のことなどを話してくれました。
伊勢半さんはキスミー( Kiss Me )化粧品だということを知り 甘く切ない少女時代を思い出しました。
紅花から抽出した日本の伝統美に溢れた特別な色彩。この江戸時代より継承する文化遺産ともいうべき匠の技をいつまでも残して行ってほしいです。
まさに「紅ミュージアムー紅を見て、紅に触れ、紅を知る 」です。
 館蔵品の展示替えもありますし いろいろな体験講座もあるそうです。機会があればまた行きたいと思います。
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2013年06月04日

有栖川宮高松宮ゆかりの名品展 /上野の森美術館

皇族方が見に行ったというTVのニュースで知ったので さっそく行ってきました。
日本美術協会創設125年 有栖川宮高松宮ゆかりの名品展
2013年5月21日(火) 〜 7月14日(日) 
上野の森美術館
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三の丸尚蔵館・明治神宮宝物殿・昭和記念館などいろいろ見て上質で気品のある品々が多いのでぜひ見たいと思いました。
「有栖川宮家、高松宮家伝来の美術工芸品を中心に、日常や宮中行事で使われた調度品、宮様ご自身の手による書画、茶器など合わせて約200点を展示。東京国立博物館、国立歴史民俗博物館。東京藝術大学大学美術館、そして上野の森美術館が保管している数多くの品々から、有栖川・高松両宮家の歴史や雅な生活の一部も垣間見られる心躍る展覧会となっています。」
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東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)なども見ているので よさがわかります。
明治から昭和に宮家のために作られた美術工芸品の数々です。
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第一章:有栖川宮家と明治維新
第二章:高松宮宣仁親王と喜久子妃のあゆみ
第三章:宮家の饗宴
第四章:高松宮家ゆかりの品々
第五章:日本美術協会
錦の御旗がありました。有栖川宮家9代熾仁(たるひと)親王(1835〜95年)は慶応4(1868)年、王政復古の大号令によって新政府総裁に就任。戊辰戦争に際しては東征大総督として錦旗を奉じて江戸に向かったことで知られています。有栖川宮家は大正時代に断絶.その祭祀(さいし)などは大正天皇の第3皇子、高松宮宣仁(のぶひと)親王(1905〜87年)に継承されました。
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徳川慶喜の孫にあたる高松宮喜久子妃(1911〜2004年)がおこし入れの際に持参されたというひな飾りは圧巻!あまりにも豪華で驚き見とれてしまいました。近世大名の婚礼調度の形式を忠実に伝えており、風俗史の史料としても貴重といわれます。
ミニチュアながら 調度品もとても緻密で豪華なものでした。
上野の森美術館に預けられた有栖川宮家伝来のディナーセット、バカラ社のガラス製品 銀食器など実物が並んでいました。
慶事の宴の引き出物として列席者に贈られたボンボニエールもたくさん並んでいて 楽しく拝見しました。
宮家のみやびな文化を垣間見ました。
どれもすばらしいものばかりでした。

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2013年06月03日

東京国立博物館本館

東京国立博物館の特別展を見ると常設展も見ることができるのですが 今回はパスしました。
東京国立博物館本館は建物そのものが 重要文化財です。
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旧東京帝室博物館本館
建築年: 1937年(昭和12)
設計者: 渡辺仁+宮内省内匠寮
施工者: 大林組
面  積: 延床面積:21,562m2
構  造: 鉄骨鉄筋コンクリート造
規  模: 地下2階・地上2階
所在地: 台東区上野公園13-9
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東京国立博物館の前身たる帝室博物館が上野の山に建てられたのは明治14年(1881)、ジョサイア・コンドルの設計になる赤レンガ造2階建ての建物でしたが関東大震災で倒壊したため再建されました。設計は公募でした。
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瓦屋根に寺院のような破風(はふ)を付した、帝冠様式の代表的建築とされる。2001年に「旧東京帝室博物館本館」の名称で重要文化財に指定されました。展示室は1・2階に計26室あり(普段閉鎖・転用されている室を含む)、中央の大階段を取り巻いて「ロ」の字状に展示室が配置されています。広大で一度に全部見るのは疲れます。館内の装飾や造作も重要文化財にふさわしいものです。
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この建物の特徴である帝冠様式とは 洋風のコンクリート造建築物に和風の塔や破風を配した建物をいい 昭和の初期に流行しました。
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「日本趣味を基調とする東洋式にすること」「勾配屋根を必要とすること」という条件を掲げた設計競技だったそうです。
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本館前庭の巨木ユリノキはちょうどオレンジのかわいい花を咲かせていました。
明治8、9年頃渡来した30粒の種から育った一本の苗木から明治14年に現在地に植えられたといわれ、以来博物館の歴史を見守り続けている。東京国立博物館は「ユリノキの博物館」「ユリノキの館」などといわれる。
ユリノキのまわりにはベンチがあり 涼しい木陰となっています。

 

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2013年06月02日

国宝 大神社展 東京国立博物館 平成館

31日金曜日に 「国宝 大神社展」 平成館 特別展示室
に行ってきました。
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今日6月2日までの開催で 混んでいましたが 入場の待ち時間はありませんでした。
入口の第1章が 前に進まなくて頭越し・・という個所もありましたが 比較的スムーズに見ることができました。
この特別展は宗教色はなくて 国宝・重文の展示会という感じです。
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現在、わが国には全国で約8万社の神社があるそうです。そこには古神宝や神像など、様々な宝物が伝えられてきています。
今年は、伊勢神宮の第62回式年遷宮の年。二度と見られないかもしれないという全国の神社60社などから集めた国宝や重要文化財など宝物約160点を含む約200点が展示されていました。
こんなに神社のお宝が一堂に会することはありません。芸術品・工芸品・曼荼羅・絵巻・書・神像・・どれも普段お目にかかることができないものばかりでした。
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日本人は古来 山、岩、木など自然物の中に神を見出し、畏れ敬ってきました。やがて神々を祀る神社が建てられ、祭神の調度品である神宝や、祭神の姿をあらわした神像などがつくられました。
この展覧会の一番の見どころは神像。
神像は元々見せるものではないから、通常は非公開のことが多いそうです。
仏像の場合は超越している仏様なので表情がないが 神像は感情豊かで表情があります。
女神・男神の像がずらり並ぶ姿は壮観でした。
「第1章 古神宝」では、広島・厳島神社、神奈川・鶴岡八幡宮、愛知・熱田神宮の古神宝などが 目を引きました。
「第2章 祀りのはじまり」では、三重・神宮文庫の重文 古事記 上巻(室町時代・応永33年(1426)写)などが展示。
「第3章 神社の風景」では、奈良・春日大社や山口・防府天満宮の絵巻、滋賀・日吉大社や和歌山・熊野那智大社の曼荼羅などが展示。
「第4章 祭りのにぎわい」では、岐阜(本巣市)・春日神社、山形・黒川能上座、広島・厳島神社の能装束などが展示。
「第5章 伝世の名品」では、青森・櫛引八幡宮、静岡・三嶋大社、京都・北野天満宮などの宝物が展示。
第6章 神々の姿」では、石川・白山比盗_社や京都・仁和寺の神像絵画が展示。
ゆっくり見れば2〜3時間はかかりそうでした。それくらいすごいお宝ばかりでした。
第5章の国宝 直刀 黒漆平文大刀 1口 平安時代・9世紀 茨城・鹿島神宮(刀身は、長さ223.4cm、反り0.7cm、元身幅5.1cm、先幅3.1cm、茎長36.8cm、切刃造り角棟。)にはあまりの大きさに畏れ驚きました。
この 大神社展は 九州国立博物館で 1月15日(水)~3月9日(日)に開催されるようです。

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2013年05月19日

北区飛鳥山博物館

北区飛鳥山博物館は、北区の歴史を環境や風土のなかでとらえる「郷土風土博物館」の実現を目指し、地域に関連する資料の「収集・整理・保存」「調査・研究」、また「展示」や「教育普及」などの博物館活動を展開しています。また、区の貴重な文化遺産を保存・継承していくために、文化財の調査研究、保護活用事業をおこなっています。(北区)
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常設展示は一つの象徴展示と14のテーマ展示から構成されています。
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館内撮影は許可証をもらいます。階下に降りると展示室です。
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まず これが目に入ります。あとは順番に見ていきます。
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どの区にもそれぞれの博物館や郷土館があるのでそう珍しいものではありませんでしたが 王子の地形や発展の様子がわかりました。
3Fの「人間国宝 奥山峰石 新収蔵品展〜日本が誇る匠の技〜」を見ました。
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北区飛鳥山博物館3F「飛鳥山アートギャラリー」
これまでに区が蒐集した、北区名誉区民で人間国宝・鍛金作家奥山峰石氏の作品11点と、平成23年に新たに入手した作品13点の合計24点すべての作品を前・後期1年かけて展示しています。
3つの博物館を見たので 飛鳥山を出ます。
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現在地とあるところにある石標です。
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六石坂の説明です。
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『東京都設置坂道標柱』 西ヶ原2-16地先
東京府村誌に「長さ二十四間広さ三間元と坂上に租六石を納る水田あり故に云ふ」とある。江戸切絵図には「六コク坂」と記されている。
この道は岩槻街道(旧日光御成道)で、飛鳥山の前へと続いているため花見時などには賑わいをみせた。
付近にはこの辺りに鷹狩などに来た将軍の休み場としての御立場もあった。
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現在はこんな感じです。
この道を 西ヶ原のほうに向かうと上中里駅の入り口蝉坂の角に浅見光彦ミステリーシリーズ(作家は内田康夫)で有名な平塚神社があります。
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平塚神社 東京都北区上中里1-47-1
祀られているのは、源義家、源義綱、源義光
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平塚神社は清光寺と同じく、中世の豪族・豊島氏に縁のある地です。

かつては豊島氏の館があり、源義家が奥州征伐から凱旋したときにこの館に滞在し、 その礼に鎧と守り本尊の十一面観音像を譲ったといわれています。境内の裏手にはその鎧を埋めたと伝えられる甲冑塚(かっちゅうづか)があります。 北区指定有形文化財の「紙本著色平塚明神并別当城官寺縁起絵巻」(しほんちゃくしょくひらつかじんじゃえんぎえまき)、 古文書「平塚神社文書」(ひらつかじんじゃもんじょ)を所蔵しています (非公開)。
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すぐお隣は 平塚亭 つるをか
浅見光彦は母を籠絡するにはこれに限ったという 母親の雪江が好物だという団子を時々買います。
それが この「平塚亭」なのです。
買ったものをその場で食べました。さすが 雪江が好物のお団子は美味しいのです。
お稲荷さんも食べ 大福もちを土産に買いました。
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上中里駅のほう蝉坂下ります。
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説明: 六阿弥陀堂の途上でもある蝉坂という名称は江戸時代の後半にはあったようで、幕府の編纂した地誌『新編武蔵風土記』上中里村の項に「平塚明神ノ傍ニアリ、登リ三・四十間」とあり、このあたりから平塚神社の参道に沿って約五十四mから七十二m余を登る坂道だとあります。坂を登りきって少し歩くと日光御成道と合流しますが、西ヶ原一里塚の方向へ右折してすぐに左折すると六阿弥陀堂第三番札所の無量寺へと向かう道に入ります。明治時代初期の『東京府志料』では「或云、攻坂ノ轉訛ナリト」と室町時代の平塚城をめぐる合戦を彷彿とさせるような坂名の由来を記しています。現在の坂道は昭和十八年七月、昔の坂を拡幅して出来た道です。設置者: 北区教育委員会

すぐ前の上中里駅から電車に乗り帰宅しました。


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2013年05月18日

紙の博物館 (飛鳥山公園)

紙の博物館は、東京都北区の飛鳥山公園内にある、紙専門の博物館です。北区は洋紙の発祥地。明治6年王子村に渋沢栄一によって抄紙会社が設立され、日本の製紙工業の先駆的な役割を果たしました。紙の博物館は、昭和25年にレンガづくりの製紙工場の建物を使い、開館したのがはじまりです。紙に関する資料は50,000点以上に及びます。北区)
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館内に入るとロビーに「ボロ蒸煮釜」が展示されています。入口は2階です。
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ボロ蒸煮釜」は衣服のボロをこの釜で煮て、紙の原料にしていました。昭和40年(1965)まで特種製紙岐阜工場で実際に使用されていました。
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第1展示室では現在の製紙産業における原料・製造工程・製品・製造機械などを展示しています。
光が反射してわかりにくいので 白黒写真にしてみました。
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撮影はフラッシュなしで 許可されています。
3階〜4階では東洋・西洋の製紙の歴史や、現在の紙作りの技術を見ることができるます。
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着物もお城も 紙製品です。
第2展示室 紙の教室だそうです。
第3展示室 紙の歴史が学べます。
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これは金唐革紙の製造工程です。
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第4展示室では企画展示・特別展示が開催されます。
この日は 創作折り紙 吉澤章作品展が開かれていました。
94年の生涯を折り紙に捧げた吉澤章氏は、折り紙を独創的な芸術の域にまで高め、世界の共通語「ORIGAMI」として広めた、創作折り紙の第一人者でした。

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2013年05月17日

渋沢史料館(北区飛鳥山公園)

飛鳥山公園といえば「さくら」が有名です。

 [この地を桜の名所に仕立て上げたのは、八代将軍徳川吉宗でした。約280年前、吉宗が享保の改革の施策のひとつとして、江戸っ子たちの行楽の地とするため、飛鳥山を桜の名所にしたのです。こうして江戸の新しいお花見の名所として誕生した飛鳥山は、当時、桜の名所地では禁止されていた「酒宴」や「仮装」が容認されていたため、江戸っ子たちは様々な趣向を凝らして楽しみました。北区」
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「飛鳥山公園」の名の通り一帯は小高い丘になっているので モノレールがあります。
北区飛鳥山公園内には「北区飛鳥山博物館」「紙の博物館」「渋沢史料館」の3つの博物館が」あります。
3館共通入場券(一般720円)です。
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渋沢史料館は、日本の近代経済社会の基礎を築き、生涯「道徳経済合一説」を唱え、実業界のみならず社会公共事業、国際交流の面においても指導的役割を果たした渋沢栄一[1840(天保11)〜1931(昭和6)年]の全生涯にわたる資料を収蔵、展示しています。

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入口には大きな石像があります。
鉄筋コンクリート造の展示施設で1階に閲覧コーナーとミュージアムショップ、2階に常設展示室と企画展示室があります。
見てもあまり興味がないので さらりと眺めて青淵文庫のほうに行きました。
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建物の前に置かれていたものです。
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露台下より出土した「まぐさ」
 露台下部の掘削中に土に中より発見されたものである。
これは扉や窓の開口部上部に架ける「まぐさ」と呼ばれる部材で、形状、寸法から「控室」(台所北側)出入口の「まぐさ」であることが判明した。表面に張られたタイルの裏面の刻印「泰平」の文字の跡や鋼製建具を固定した金具、壁の漆喰塗が残っていることから、建物は、タイルを張り、建具を取り付け、壁の仕上げ終えた完成間近の状態で1923(大正12)年9月に、 関東大震災によって壁が崩れるなどの大きな被害をうけた事がわかる。
 また、タイルは京都の「泰平居」という工房でつくられたこと、青淵文庫の主要構造は煉瓦造りであったが「まぐさ」部分には鉄筋コンクリートが用いられていたこと、などがわかる。
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露台基礎
 青淵文庫創建時の露台(那智黒石が敷きつめられたテラス部分)基礎の一部である。コンクリートを打った上に煉瓦を積み、基礎としている。煉瓦の上には、露台の縁石として御影石を敷き並べていた。
 枡と土管は雨水を排水するためのもので、排水口には鋳物のふたを設けていた。露台には緩やかな勾配がついており、雨水は露台の端の要所に設けられた集水枡に流れ、各枡をつなぐ土管を流れ、下水本管に排水されていたようである。
 2002(平成14)年の修理で、露台の基礎は補強のため鉄筋コンクリート造りに改められた。

posted by うめのはな at 07:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術館・博物館・芸術鑑賞